「精神障害でも障害者雇用枠で就職できるの?」
「dodaチャレンジを利用すれば就職できるのかな?」
このような疑問をお持ちの精神障害者の方に向けて、双極性障害の筆者が実際にdodaチャレンジを利用して転職した体験談をお伝えします。
障害者雇用枠で転職したいと思っていても、何から始めていいのかわからないことも多いですよね。
この記事では実際に転職した流れに沿って詳しくお伝えしますので、dodaチャレンジを利用して転職を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
精神障害者でもdodaチャレンジは利用できます
dodaチャレンジは障害者雇用専門の転職エージェントですので、精神障害者保健福祉手帳があれば精神障害者も利用できます。
精神障害者保健福祉手帳をまだお持ちでない方は、居住する市区町村の担当窓口で申請する必要があります。
申請から手帳の交付までは一般的に2か月ほどかかるので、早めに申請しておきましょう。
dodaチャレンジを利用して転職した流れ
転職エージェントを利用せずに自分でハローワークに行って障害者雇用枠の仕事を探すこともできるのですが、筆者は自分で全部やる自信がなかったのでネットで見かけたdodaチャレンジに登録することにしました。
dodaチャレンジに登録~転職までにかかった期間は約3か月です。
登録をした後に、メールでエージェントから連絡が来ます。
登録した次の日には連絡が来ました。
電話での初回カウンセリングがあるので、その日程をメールで決めます。
初回カウンセリングは1時間ほどで、以下のようなことを質問されました。
- 病歴
- 職歴
- 現在の病気の状態
- 症状が出た時の対処法
- 飲んでいる薬
- 働くうえで必要な配慮
- 希望の職種、給料、働き方
- その他気になること
エージェントが丁寧にヒアリングをしてくれたので、安心して話せました。
とくに働くうえで重要な、現在の症状や症状が出た時の対処法は詳しく聞かれました。
筆者は当時、事務のパートまたは正社員で探していました。
電話カウンセリングが完了したら、dodaチャレンジ会員サイト内で履歴書や職務経歴書を作成します。
必要項目を入力していくだけで自動的に書類が作成できるので便利でした。
この書類を見て、エージェントが仕事を紹介してくれます。
抜け漏れのないように、しっかり入力しておきましょう。
自分の条件に合った求人をメールで紹介してもらえます。
メールに求人内容が書いてあるPDFが送られてきます。
紹介してもらった仕事のなかから応募していきます。
事前にサイト内で作成した履歴書や職務経歴書を使用し、志望動機の部分のみ会社ごとに変更して応募します。
最初は求人を選り好みしていたのですが、応募してもなかなか書類が通らないことが発覚。
筆者は事務ほぼ未経験にも関わらず、事務の仕事に応募していました。
未経験者が選り好みしている場合ではないと思い、途中からは紹介してもらった仕事に片っ端から応募していきました。
約2か月間で10社に応募し、ようやく1社の書類選考に通りました。
未経験からの事務職はなかなか狭き門なのだと実感しました。
障害者雇用枠での求人自体が一般求人と比べて少ないので、時間がかかるのは仕方がないことかと思います。
経験のある職種であれば、もう少しスムーズに書類選考に通るのではないかと思いました。
書類選考に通った後は面接が待っています。
エージェントが電話で面接練習をしてくれたので心の準備がしっかりできました。
障害者雇用でよくある質問の答えを事前に準備しておくと安心です。
フルリモートの事務の仕事だったので、面接もzoomで実施されました。
エージェントと練習していたおかげで、スムーズに受け答えできたと思います。
- 病歴
- 現在の病気の状態
- 薬の副作用
- 仕事上ではどんな配慮が必要か
- 症状が出た時の対処法
- 志望動機
- 転職理由
面接官が気になるのは、病気の状態とどんな配慮が必要かという部分のようです。
障害の知識がない人に対して、自分の病気のことや必要な配慮について説明できるようにしておくとよいと思います。
dodaチャレンジに登録して約3か月で転職することができました。
未経験の職種に応募したこともあり、時間はかかりましたが転職できてうれしかったです。
障害者雇用枠は定員が決まっており狭き門なので、あまり選り好みせずに応募していく必要があると感じました。
決まったのは、完全リモート勤務の事務の仕事です。
事務未経験にも関わらず時給1,500円だったので、なかなかの好条件な仕事だと思います。
粘り強く求人を探してくれたエージェントに感謝しています。
転職後も担当エージェントがメールで様子を伺ってくれました。
当時困っていることはなかったのですが、相談しやすい環境なので安心できました。
dodaチャレンジを利用して転職した感想
今回が初めての障害者雇用枠での転職活動だったのですが、なかなか書類選考に通らず狭き門であることがわかりました。
未経験の事務で探していたので、そのことも書類選考に通りにくい大きな要因だとは思います。
しかし、転職エージェントを利用したことで不安なことやわからないことはすぐに相談できたので、一人で転職活動するよりかはかなりスムーズに行ったと思います。
一人でやるのが大変な書類作成や面接練習をサポートしてくれたのが特に助かりました。
最後まで無料で利用できたうえに希望に近い条件で転職できたので、登録しておいてよかったと思います。
まとめ
この記事では、双極性障害がある筆者がdodaチャレンジを利用して転職した体験談をお伝えしました。
初めて障害者雇用枠で転職する方は、転職エージェントを利用するとスムーズだと思います。
この記事をご覧いただいた方の転職活動が上手くいくことを心から願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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