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精神障害を隠して就職した経験談【クローズ就労】

精神障害を隠して就職した経験談【クローズ就労】

この記事では、双極性障害の私が障害を隠して就職した経験をもとにクローズ就労のメリット・デメリットを解説します。

精神障害をお持ちの方で、クローズ就労かオープン就労か迷っている方の参考になると幸いです。

目次

精神障害を隠して就職した理由

新卒で入社するときに精神障害を隠して病院に就職しました。

ケガや障害を持っている患者さんに対してリハビリをおこなう作業療法士という仕事です。

早く就職を決めたかったことや職場への説明が面倒に感じたこともあり、双極性障害であることを隠して就職することに決めました。

精神障害はあっても、そんなにひどい症状は出ないしなんとかなるだろうと楽観的に考えていた部分もあります。

就職面接では、持病について聞かれることもなかったのですんなりと就職できました。

精神障害を隠して就職した感想

精神障害を隠して病院で2年間働いたのですが、うつ症状が出た時はかなりしんどかったです。

1年目の頃は慣れない仕事でストレスを抱え、うつ状態になり仕事を休んでしまうことが度々ありました。

障害のことは誰にも伝えていなかったので、休む時は発熱などの仮病を使うしかなく罪悪感に苛まれることも…

就職して2年目でも責任のある仕事を任されたり業務量が増えたりしたことが原因で、再びうつ状態になりました。

その頃のうつ状態はひどくて、朝起きられなくなり職場に行けなくなってしまったので3ヶ月間の休職も経験しました。

休職のときにも、双極性障害ではなく自律神経失調症ということにして休ませてもらいました。

上司や先輩に早めに障害があることを伝えておけば嘘をつかずに済み楽だったのではないかと今になって思います。

けっきょく、作業療法士の仕事は双極性障害がある私にはハードすぎると判断し2年で退職しました。

クローズ就労のメリット

障害を隠して就職することをクローズ就労といいます。実際に働いてみて感じたクローズ就労のメリットをご紹介します。

就職先の選択肢が多い

障害者雇用枠は、一般雇用に比べると少なめです。

障害者雇用枠ではなく一般雇用枠に応募する時も、障害をオープンにすると受かりにくい傾向にあります。

一方で、クローズ就労では健常者と同じだけ選択肢があるので仕事の幅が広がりやすいでしょう。

障害について話す必要がない

障害を隠して就職すれば、職場に障害を知られないのであれこれ聞かれることはありません。

ある程度症状が落ち着いていればバレることはないでしょう。

症状が落ち着いていれば稼げる

クローズ就労では、障害者雇用で就職するよりも職場の選択肢が多いです。

それだけ給料のよい職場を選びやすいことにもつながります。

症状が落ち着いているのであれば、健常者と同じように稼ぐことも可能です。

クローズ就労のデメリット

デメリット

クローズ就労をして実際に感じたデメリットをお伝えします。

障害を理由に休めない

障害を誰にも伝えていない場合、障害を理由に休めないので嘘をつかなければいけません。

うつ状態で休む時も、発熱や頭痛などの嘘の理由で休んでいました。

嘘をつくことには罪悪感が伴うので辛かったです。

健常者と同じ仕事量を求められる

当たり前のことなのですが、障害を伝えていなければ健常者とみなされます。

そのため、障害の症状でしんどくても健常者と同じパフォーマンスで仕事をしなければなりません。

症状が落ち着いているときはいいのですが、症状が出ているときはなかなか厳しいものがありました。

クローズ就労する前にチェック

障害を隠して就職しようと考えている方はご自身の状態を一度振り返ってみてください。

症状は落ち着いているか

クローズ就労をした場合、健常者と同じだけの仕事をこなさなければなりません。

症状が落ち着かない場合だと仕事のパフォーマンスが下がってしまいます。

ここ1年間くらいで症状が落ち着いているかを振り返ってみましょう。

症状が出たとしてもすぐに回復できるか

もし症状が出てしまっても、薬などを調節して回復できるのであればクローズ就労でも問題ないでしょう。

回復に数か月かかるようだとクローズ就労は難しいと思います。

症状が出た時の対処法を見つけておく必要があります。

仕事内容や条件に無理はないか

仕事内容が自分に合っているか、残業が多すぎないか、この2点はクローズ就労のうえで特に重要です。

仕事内容が合っていなかったり、残業が多すぎたりすると余計なストレスがかかって症状の悪化につながります。

仕事が自分に合っているか、労働環境は問題ないか、よく検討しましょう。

オープン就労も検討してみては

クローズ就労に自信がない方は、障害者雇用枠で障害をオープンにして働くことも検討してみてはいかがでしょうか。

私は、障害者雇用枠でアルバイトをした経験があるのですが、障害に配慮してもらえたので働きやすかったです。

障害者雇用枠で就職するときは、以下の転職エージェントを利用しました。

どちらも完全無料で利用できるので、オープン就労を検討されている方はぜひ登録してみてください。

dodaチャレンジ

一般の転職でも有名なdodaですが、障害者雇用にも力を入れています。

大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広く、求人が豊富です。

障がいの種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートしています。

専任のキャリアアドバイザーによるカウンセリング(面談)があり、それぞれの状況に合わせた転職活動をサポートしてくれます。

最終的にはdodaチャレンジから紹介していただいた職場に就職することになりました。

電話で面接練習をしてくれたり、就職後に状況を確認してくれたり、きめ細やかなフォローが助かりました。

アットジーピー(atGP)

障害者雇用のパイオニアとして、15年以上に渡り障害者の就職・転職をサポートしている企業です。

一般には公開されていない優良企業の求人多数あります。

専業ならではの配慮や勤務時間・職務の調整等の独自ノウハウが豊富です。

dodaチャレンジと同様、しっかりカウンセリングをしてくださり仕事を紹介してくれました。

障害を隠して就職した経験談まとめ

障害を隠して就職すると健常者と同じレベルの仕事を求められるので辛いこともありました。

しかし、クローズ就労のほうが給料が良かったり、就職しやすかったりとメリットもあります。

クローズ就労に自信がない方には、障害をオープンにして障害者雇用枠で働く選択肢もあります。

オープン就労・クローズ就労に関わらず、ご自身に合った就職先が見つかるといいですよね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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