「事業家集団」または「環境」と呼ばれる集団をご存じですか?
東京や大阪を拠点とするネットワークビジネス集団です。
今回は、この事業家集団(環境)に加入していた経験を詳しくお伝えします。
事業家集団(環境)では、以下のキーワードがよく使われています。
私は、この事業家集団(環境)がネットワークビジネスをしているとは知らされないまま入会していました。
ネットワークビジネス自体は悪いことだとは思いませんが、勧誘方法と内容が悪質だと感じたので記事にしました。
もし今この集団と関わっている方は、この記事を読んで入会する価値が本当にあるのか、考えてみてほしいです。
事業家集団(環境)とは
簡単にいうと、月15万円のサプリなどの商品を定期購入させるネットワークビジネスです。
約6000人の会員がいるそうです。(2020年時点)
この団体の正式名称がないことも特徴です。ネットなどで検索されるのを避けるためかもしれませんね。
元々は「ニューウェイズ」というネットワークビジネスの会社でした。
その後「モデーア」に変わり、そのチームの1部が「ワンダーランド」となり、現在名前を変えて「環境」になったようです。
普通のネットワークビジネスとは一味違います。
入会してから3か月経つまでは、新規会員にネットワークビジネスをしているとは伝えないのです。
表向きは、起業やビジネスについて学べるセミナーを開催しています。
このセミナーに行くためには月1万円のオンラインサロンに入る必要があります。
オンラインサロンに1万円というのもかなり高額ですよね。
芸能人のオンラインサロンでも月1000円~2000円くらいです。
実際のセミナー内容は、健康への自己投資が大切だとか、仲間をたくさん作ったほうがいいだとか、勧誘活動をやらせるための刷り込みです。
新規会員に3か月間しっかり刷り込みを行った後に、自社のサプリやドリンクなどの商品を購入させます。
その金額が1か月15万円とかなり高額なのです。これを毎月購入することがノルマなのです。
月15万円の定期購入までのステップ
- ビジネスについて学べるという名目で会員を集め、オンラインサロンに加入させる
- セミナーで刷り込みを行う
- 「チームビルディング」という名の勧誘活動を行わせる
- 月15万円の商品を定期購入させる(入会から3か月後~)
最初の3か月間はネットワークビジネスだということを隠しているのが悪質だと思います!
会員の目標
会員の目標は、起業することです。
自分の直紹介を9人出してダウンが50人になると、自分の店舗を経営する権利がもらえます。
ここでは、起業=店舗を出すということになっていました。
小売業は再現性があるから、まずは自分の店を出そうということらしいです。
今はインターネットを使ったビジネスなどがたくさんあるのに店舗にこだわる理由は謎です…
事業家集団(環境)に加入するまでの経緯
きっかけは飲み会
友達に誘われた飲み会に参加したのがきっかけです。
都内のカジュアルなバーで、男女20人くらいが集まる飲み会でした。
そこで幹事をしているAさんが、私と友達に気さくに話しかけてきました。
Aさんは明るく良い人そうな女性で、派遣社員をしているとのことでした。
この飲み会では特にビジネスの話もせず、「また飲み会開くから来てね!」という感じで終わりました。
この飲み会がきっかけで、Aさんから飲み会のお誘いがくるようになりました。
前回の飲み会が楽しかったので、Aさんの飲み会に月1回ほど参加するようになりました。
Aさんと2人で食事
それから数か月後、Aさんと初めて2人でご飯に行くことになりました。
Aさんは将来、自分でビジネスをしたいという思っていて、今は師匠からビジネスを学んでいるとのことでした。
Aさんの師匠は飲食店とオーガニックショップの経営をしていて、かなり稼いでるようでした。
そして、Aさんと一緒に師匠が住んでいる都内のタワーマンションに行くことになりました。
当時の私は、何も疑ってなかったので喜んでついていきました(笑)
師匠との出会い
師匠のタワーマンションはセキュリティーがかなりしっかりした高級マンションでした。
芸能人が住んでいる噂があるとのこと。
私はこんな高級マンションは初めてだったので、うきうきしていました。
師匠は、笑顔が爽やかなスポーツマンタイプの男性でした。
そこで、将来の夢や目標を聞かれました。
あと、信頼できる仲間を集めることが成功への近道だという話もしていました。
私は個人でリラクゼーションサロンをしたいというふわっとした夢があったので、それを伝えると
「それ、師匠のもとで学べば叶えられるよ!」と言われました。
とりあえずその日は、ビジネスに役立つ、師匠おすすめの本を紹介されて終わりました。
元々読書が好きだったので、勧められた本は全て読みました。
勧められた本の内容は以下のようなものが多かったです。
- サラリーマンでずっといると税金をたくさんとられるから起業したほうがいい
- 師匠を1人に決め、徹底的に学んだほうがいい
- 後悔のない生き方をしよう
当時の私はこれらの本を読んで、「自分も起業したほうがいいのかも」と思い始めていました。
弟子入りすることに
その後もAさんと一緒に師匠の家に何回か話を聞きに行きました。
師匠に弟子入りすると、起業して自由になる方法を勉強できるということでした。
自己啓発本や師匠の話で1年ほど刷り込まれた後、ついに私も師匠に弟子入りすることにしました。
師匠に弟子入り=環境(事業家集団)の会員になるということになるようです。
今考えると、ふわっとした動機で夢を見ていたのだと思います。
弟子入りする条件は以下のものがありました。
なんで貯金がいるんだ?と思って聞いてみると、
Aさんいわく、「きちんとお金を貯める力がある人じゃないと弟子入りできないからだよ」と。
謎が残りましたが、当時は深く考えずスルーしました(笑)
1の条件で、土日を必ず空けないといけないのですが、当時シフト勤務だったので無理でした。
それを師匠に相談すると、仕事を土日休みのものにしたほうがいいと言われました。
言われるがまま、シフト制の正社員の仕事から土日休みの派遣社員に転職しました。
元々していた仕事はそんなに好きじゃなかったっていうのもあったんですけどね…
今考えると、正社員でまあまあの給料もらってたから、もったいないことしたなと思ってます(泣)
加入後の話に続きます。
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コメント
コメント一覧 (3件)
[…] […]
事業家集団、環境は外部の人間がつけたのではありません。実際に一時的に呼称されていたものです。正式名称はありませんが、「この環境が〜」「事業家集団に〜」などと内部の人間が使い始めたものなんですよ。
そうだったんですね!私の所属していたグループではそう呼ぶ人がいなかったので、てっきり外部の人がつけたかと思っていました。
貴重な情報をありがとうございます。記事を修正しました。