私は双極性障害の診断を受けています。
以前、障害者雇用枠で事務のアルバイトをしていました。完全在宅の仕事でした。
一般就労、障害者雇用枠の両方で働いた経験のある筆者が、障害者雇用のメリット・デメリットについてお伝えします。
また、実際に利用した障害者雇用に特化した転職エージェントも紹介しているので、気になる方は最後まで読んでいただけると幸いです。
障害者雇用枠で働くメリット

休みが取りやすい
あらかじめ入社時に体調の波があり仕事を休んでしまうことを伝えているため上司の理解があり、急な体調不良があっても休みやすいです。
一般雇用で病気をクローズにして働いていたころは、休む理由を作らなければいけないし、休みが続くと迷惑に思われているような気がしていました。
障害者雇用では、休みをとっても罪悪感が少ないということもメリットの1つです。
また、通院の際もあらかじめ伝えておけば休みが取れるのでありがたかったです。
業務内容について相談しやすい
入社時に、業務量が増えすぎるとプレッシャーが強くなりうつ状態になりやすいことを伝えていました。
そのため、上司が定期的に業務内容や業務量について相談するための面談の機会を作ってくれました。
そこで業務量の調整ができたので、大変助かりました。
無理に仕事を押し付けられない
上司が体調を気にかけてくれ、業務量が多くなりそうなときは、本当に大丈夫なのか確認してくれていました。
一般雇用のときは、他の人と同じ業務量をこなさないといけないプレッシャーがあったので辛いときもありました。
しかし障害をオープンにしていると無理な仕事は断ることもできるので気が楽でした。
障害者雇用枠で働くデメリット

求人数が一般雇用枠に比べて少ない
障害者雇用枠を設けている企業が少なく、あったとしても業務内容が自分に合わない場合もあるので、自分に合う求人を見つけるのが難しかったです。
さらに、身体障害者に比べ精神障害者の受け入れ実績がある企業が少ない印象です。
私は事務職で探していたのですが、就職先が見つかるまでに約2か月程かかりました。
障害が周囲に知られる
私の職場では、社内の通達で障害者雇用枠であることが記載されるので、社員全体に知られました。
障害をあまり知られたくない方にとってはデメリットだと思います。
責任の重い仕事は任されることが少ない
職種が事務だったこともあるのですが、補助的な業務がほとんどでした。
上司が負担を考え、軽い仕事を振ってくれていたのだと思います。
やりがいをもって責任ある仕事を任されたい方にはデメリットかもしれません。
障害者雇用の給料

平成30年度の厚生労働省の調査によると、精神障害者の1か月の賃金の平均は12万5000円とのことです。
労働時間別にみると、30時間以上の者は18万9000円、20 時間以上 30 時間未満の者が7万4000円、20 時間未満の者が5万1000円となっています。
私の以前の職場は時給1500円でした。在宅勤務のバイトにしては、良いほうだと感じました。週5日10:00~18:00の勤務で、月の手取り16、17万でした。
障害者雇用枠での人間関係
精神障害があることで、いじめられたり嫌がらせを受けたりしたことはないです。
ただ、周囲が障害のことを知っているので、気を使われている雰囲気はなんとなくありました。
それ以外は、人間関係に不満はなかったです。
実際に利用した、障害者雇用に特化した転職エージェント

私はハローワークを利用せず、ネットで気軽に利用できる転職エージェントに相談し仕事を探す支援をしてもらいました。
以下、dodaチャレンジ、アットジーピー【atGP】の2社を利用しました。どちらも完全無料で利用できます。
ネットで申し込んだ数日後、担当者から電話連絡があり、今までの職歴や病歴をもとに、就職先を親身になって探してもらいました。
メールでのやりとりも迅速にしてもらい、無事に障害者雇用枠で就職することができました。
面接が決まった後には、電話で面接練習を行ってもらい大変助かりました。
dodaチャレンジに比べて求人数が少ない印象でしたが、こちらも電話で親身になって就職の相談に乗ってくれました。
他のエージェントと併用して利用するのが良いのではないかと感じました。
まとめ
障害者雇用枠は、求人数が一般雇用枠と比べて少ないものの、休みがとりやすく仕事内容などを相談しやすいという点でメリットが大きいと感じました。
無料なので、気軽な気持ちで転職エージェントに相談されるのも良い方法だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今日のひとりごと
障害者雇用枠でも一般雇用枠でも、気分の波があるのはなかなか抑えられないな…
できることなら働きたくない(笑)
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