私は双極性障害2型の診断をうけています。
双極性障害とは気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。
今回は、双極性障害の辛いところを5つにまとめました。
双極性障害とのお付き合いは約9年です。
人によって症状は異なりますが、実際に感じた辛いところをお伝えします。
双極性障害の辛いところ5つ
自分でコントロールが難しい感情や体調の波
服薬を続けて生活習慣に気を使っていても、波はやってきます。
例えば、少し仕事が忙しくなったり、人間関係で何か変化があったりなど、ありふれた事ですぐ体調に現れます。
私の場合は、環境の変化などによるマイナスの刺激によりぐったり疲れて、うつ状態になることが多いです。
反対に、旅行や友達と遊ぶ予定など楽しいことが少し続くと、軽躁状態になりやすいです。
軽躁状態は数日で終わり、寝つきが浅くなるくらいで生活に支障はでないのですが、うつ状態が続くと仕事や生活が難しくなるので大変です。
普通に生活しているのに、上がったり下がったり忙しいです。
それでも気分安定薬を服薬しているので、服薬していない状態よりかは波が小さいと思います。
仕事に行けなくなる
これはお金に関わるので、深刻な問題です。
どんな仕事でも少なからずストレスがかかります。
耐えられる範囲ならいいのですが、私はストレスの許容範囲が人より少ないので、人よりストレスを感じやすく、処理が下手なのだと思います。
ストレスがたまると、問題処理能力や集中力が下がるので、仕事がうまくいかなくなることもあります。
そうなると仕事のモチベーションが下がり、失敗することが怖くなり、仕事に行くことができなくなっていきます。
気合を入れていこうとしても、朝体が起き上がらないんですよね。
手足に鉛がついているような感覚です。
なんとか職場に連絡し休みをもらうも、罪悪感でいっぱいになります。
このくらいで仕事に行けなくなる自分が情けないと思います。
どうしようもないので、休職をさせてもらったり、それでもよくならない場合は退職するしかないですね。
こんな感じなので、仕事がなかなか続かず、最長が2年です。
なるべくストレスが小さくて自分に合う仕事を探していくしかないですね。
周囲から理解されにくい
この病気はぱっと見でわからないですし、寛解しているときも鬱のときも普通を装うことはなんとかできます。
他人と接するときは、不調がわからないよう無意識に頑張ってしまいかなり疲れます。
そのため、周囲からはどこが病気なのか、ただの気分屋じゃないかと思われることもあります。
私はこの病気のことを家族と信頼できる友達にしか伝えてないのですが、大体の人はうつ病のようなものとして理解してくれているように思います。
周囲に理解されないのは当たり前なのですが、本当に辛いときにどう周囲に助けを求めればよいかが難しいところでもあります。
躁状態のときとんでもない行動をしてしまう
最近は薬のおかげもあり、大きな躁状態がくることはないのですが、薬を飲んでいないときにきた、躁状態はたいへんでした。
必要のないものをたくさん買う、友達や家族に電話やラインをしまくる、とにかくじっとしていられず行動しまくるといった感じでした。
躁状態のとき、私の場合は病気の自覚が薄かったので、自分が絶好調だと勘違いしていました。
周囲から見たらおかしくなったと思われているし、迷惑をたくさんかけているのに本人が悪気がないのがたちが悪いですね。
大きな躁状態の後には必ずうつ状態が待っています。
うつ状態になったときに、躁状態の自分の行動を思い出し自分を深く責めます。
なんてことをしてしまったんだと後悔の気持ちでいっぱいになります。
ドタキャンしてしまう
寛解状態または躁状態のときに予定を入れるのですが、いざ予定の日近くになるとうつ状態になっていることがあります。
うつ状態だとその予定をこなす気力がないため、よっぽど大事な用時でないかぎりはキャンセルすることになってしまいます。
うつ状態ながら、なんとか行こうと思ってキャンセルするのを先延ばしにしていると、前日などギリギリにキャンセルすることになり、約束をしていた相手に迷惑をかけてしまいます。
予定通りにこなしたいという思いはあるのですが、体と頭がついていかないという感じです。
これは信用をなくしてしまう可能性もあるので、本当に困ります。
予定を入れるときはうつ状態でもこなせる余裕のあるスケジュール設定をするように心がけています。
まとめ
今回は双極性障害で辛いこと5つまとめてみました。
他にも辛いことはたくさんあるのですが、キリがないのでこのへんにしておきます(笑)
辛いことは多いですが、楽しいことがないわけでもなく、幸せを感じることもできます。
病気=不幸ではないと思っています。病気と仲良く付き合い、ぼちぼち生きていきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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