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自殺未遂をした話【双極性障害筆者の経験談】

私は双極性障害の診断を受けている20代フリーターです。

双極性障害とは気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。


今回は、過去に自殺未遂をした話をします。重たい内容となりますので、ご注意ください。

この記事で伝えたいことは、衝動的に自殺をするのは絶対に辞めてほしいということです。

私は自殺未遂をしたことを本当に後悔しています。

目次

自殺未遂に至った経緯

自殺未遂をしたのは、高校3年生のときです。

部活や受験勉強が忙しく、プレッシャーも強くて、自分を追い込んでいる時期でした。

それでも学校生活はなんとか送れていました。

でも、ふと死にたいとおもうことがよくありました。

ネットで調べて、自分がうつ病かもしれないことがわかったのですが放置していました。

家族や学校に迷惑をかけたくないという思いがありました。

そんな忙しい毎日を送っていて、とある朝、起きる気力がなくなり宿題や朝の支度しないといけないのにベッドから出ることができませんでした。

そして、自分の頭の中の糸がプツンと切れた感覚がありました。

「もう、死のうかな」という思いが強く頭の中に浮かびました。

そしてすぐに、飛び降り自殺をしようと決意しました。

自殺未遂の実行

家族にはいつも通りに登校するとみせかけて、制服を着て家を出ました。

私の住んでいるところは高いビルがなかったので、バスで1時間半で行ける少し都会に行きました。

着いてからトイレで私服に着替えました。

始業時間になっても学校にこないということで、学校や親や友達からたくさんの連絡がきていました。

心苦しかったんですけど、連絡したら決断ができなくなると思って全部無視しました。

そして、誰でも入れるコインパーキングのビルの非常階段を見つけました。

その4階から飛び降りました。

飛び降りるまで、そんなに長く時間はかかりませんでした。

元々高いところが好きなのもあって、恐怖も不思議とそこまでありませんでした。

むしろ、今日でこの苦しみから逃れられると思って解放感さえありました。

4階に上がってから10分くらい迷ったのですが、その時は死ぬことで頭がいっぱいだったので家族や友人のことすら考える余裕がありませんでした。

飛び降りた直後、ふわっとした感覚はありましたが、それ以降の記憶はありません。

自殺未遂後の入院生活、なぜか躁状態に

目が覚めると、大学病院の集中治療室でした。

足は固定されていて動かず、人工呼吸器もついていました。

骨盤や大腿骨の複雑骨折、顎も骨折し歯も10本ほど抜けた状態でした。

身体も痛いし、動けないし最悪の状態でした。「死ねなかったんだ…」と残念に思いました。

でも、両親が私を見て泣いていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

喋ることができなかったので、ホワイトボードに「ごめんね」と書きました。
ただ、妙に頭は働いていてスッキリした爽快感がありました。

もうとりあえず学校に行かなくていいんだ!いろんなプレッシャーからは逃れられたんだ!という気持ちもありました。

今考えると、これが躁状態の始まりだったと思います。

その後は、開き直ってリハビリに前向きに取り組みました。

躁状態だったので、なんでもが新鮮に感じられ、よく喋り、私の身体は絶対に完全に治る!と根拠のない自身に満ち溢れていました。

入院生活は暇なので、意味もなく友人にラインを連投したり長電話したりもしていました。

入院しているのに、かなりハイテンションでした。

退院後は酷いうつ状態に

そんな躁状態のおかげ(?)もあり、約3ヶ月でなんとか歩けるようになるまでに回復し、退院しました。

しかし、退院後は現実に戻り、自分の現状を把握してしまったので、酷いうつ状態になりました。

ほとんどの時間をベットで横になって過ごすようになってしまいました。


「みんなは勉強や部活を頑張っているのに自分は何をしているんだ」

「みんなと同じタイミングで大学受験ができないなんて、今後の進路どうすればいいんだろう」

「なんで自殺をしようとしたんだろう、こんな中途半端に生き残るくらいなら、しなければよかった」

など、悲観的なことばかりが頭の中をぐるぐるしていました。

当時の状態は、

  • 骨折は手術により回復したが、走るなど激しい動きはできない、痛みも残っている
  • 歯が抜けたため、入れ歯
  • センター試験を逃し、その年の大学受験はできない
  • 酷いうつ状態でお風呂や歯磨きさえ億劫で、できない

という感じでした。


自殺未遂をしたことで、体の健康も将来の進路も失ってしまいました。

失ったものが大きく、このことはメンタルが回復した今でも後悔し続けています。

進路は後からどうにでもなりますが、以前のような健康な身体は戻ってきません。

幸い、日常生活に支障がない程には回復できたのですが、少しでも骨折した場所が悪ければ、もっと大きな障害が残っていたかもしれません。

現在はマシになっている

現在は、メンタルクリニックを定期的に受診し服薬もしっかり行い、自殺したいと思うことは少なくなりました。

しかし、今でも衝動的に自殺未遂したことを後悔しています。

うつ状態になれば死にたくなることもあります。

それでも自殺は二度としないと決めています。

家族や友人が悲しむのはもちろんのこと、死ねなかったときの後悔が大きいからです。

もし死ねたとしても、家族や友人を悲しませ、不幸にしてまで自殺をやるべき理由はどこにもありません。

自殺未遂をした話まとめ

自殺する前の自分に戻れるとしたら、こう言いたいです。

「今、抱えているプレッシャーや問題は、人生においてそれほど重要じゃないよ。

それよりも健康や、家族・友人との幸せな時間のほうが大切なんだ、あなたはもうすでに満たされているよ。

理想を追いかけなくてもいい、とりあえず今を生きて。」

今、自殺をしたいと思ってる方は、もう一度よく考えてみてください。

あなたの抱えている問題は、命よりも重大なものなのでしょうか。

とりあえず今日1日は、何もしなくていいので、生き延びませんか。

最後までご覧頂きありがとうございました。

今日のひとりごと

死ぬのも生きるのも簡単じゃないよな…

でも寿命がきたらどうせ死ぬんだし、お迎えが来るまでは暇つぶししてようかな。

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